図像ユニットの分科会である西川祐信雛形本研究会では、2013年12月より『正徳ひな形』の翻刻・語釈を進めてきましたが、このたびその成果を『西川祐信『正徳ひな形』―影印・注釈・研究―』(2022年2月、臨川書店)として刊行することになりました。
本書の出版を記念して、『正徳ひな形』、あるいは小袖雛形本にまつわる近世期の服飾文化、染織技法、出版について検討するシンポジウムをオンラインで開催します。
- 要申込/聴講料無料
- 申込締切:2022年3月13日(日)17:00(日本時間)
- 登録申込フォームURL https://forms.gle/5UtgsXtPqnHerXtB7
プログラム
13:00-13:05 開会のあいさつ 加茂瑞穂(武庫川女子大学附属総合ミュージアム 学芸員)
第1部 司会:加茂瑞穂
13:05-13:20 石上阿希(国際日本文化研究センター 特任助教)
「『正徳ひな形』を読み解く―雛形本研究会について」(石上・加茂)
13:20-14-20 長崎巌(共立女子大学 教授)
《基調講演》「江戸時代の呉服注文と雛形本 -雛形本の役割とその変遷が意味するもの-」
第2部 司会:石上阿希
14:35-15:20 礒本延(株式会社千總 代表取締役専務・元製作本部長)/討議者:加茂
「小袖雛形本と現代の着物制作」
15:20-15:50 髙須奈都子(大阪商業大学 非常勤講師)
「祐信が『正徳ひな形』に表した身分階層による小袖の特徴」
15:50-16:20 パネリスト討議
16:20-16:30 閉会のあいさつ 山田奨治(国際日本文化研究センター 教授)
◆主催
国際日本文化研究センター/広領域連携型基幹研究プロジェクト「異分野融合による「総合書物学」の構築」日文研ユニット「文化・情報の結節点としての図像」(研究代表者:山田奨治)
科研費基盤(C)18K00308「17~18世紀の京都における「知」の大衆化―絵入百科事典を中心として―」(研究代表者:石上阿希)
科研費若手研究20K12863)「「図案集」の産業・教育的意義―明治期京都における所蔵状況を中心に」(研究代表者:加茂瑞穂)
立命館大学アート・リサーチセンター「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」研究設備・資源活用型「18世紀の上方・江戸における出版と都市文化の関連性」(研究代表者:石上阿希)